宇津ノ谷集落の先にある明治トンネルに行ってきました。
静岡市にある昔の美しい町並みが保存されている宇津ノ谷集落に行ってきました。江戸時代の旅人になった風情を味わえます。後半では、集落の先にある明治トンネルをご紹介します。
ラピュタ感が漂う、明治トンネルを散策する
風情ある宇津ノ谷集落
宇津ノ谷集落へのアクセス方法などは以下の前半の記事をご覧ください。
昔ながらの町並みの宇津ノ谷集落と、産業遺産の明治トンネルを探検してきた(前半)
明治トンネル前の模型でお勉強
集落の先に今回の目的地、明治トンネルがあります。まずはトンネル前の峠の模型でお勉強。

(前半)でもご紹介しましたが、宇津の谷峠は昔から交通の難所でした。江戸時代に、参勤交代制度とともに東海道が整備され、周辺に宿場や商店が立ち並ぶようになったそうです。


明治トンネルの入り口はレンガに苔とツタが生い茂り、雰囲気最高
模型の先に、明治トンネルの入り口が待っています。この日は風が強く、トンネルに吸い込まれていきます。涼しいというより、寒い。

トンネルのレンガにはツタがからみ、コケが覆い、山々の木々に今にも飲み込まれそうです。こんな感じの遺産は、ラピュタ感が出ててイイ!

このブログ初のジャンル「産業遺産」を見たくてセレクトしたのですが、このジャンル結構好きかも。貴重な文化遺産で、登録有形文化財に登録されています。

トンネルの中はレンガと照明で創られる独特の雰囲気
中に入ってきます。明治時代に煉瓦で造られた宇津谷隧道は、1876年に日本初の有料トンネルとして開通しました。その後、1896年に火災により焼失しますが、1904年に修復・改修され再開通しました。

一定間隔で照明が照らされ、案外暗くはないですね。照明がオシャレ!また、レンガに反射する光がいい雰囲気を出しています。


100年以上前のトンネルを今でも通ることができるとは、当時の技術力の高さを感じます。

出口が見えてきました。出口の先も植物に覆われ、遺産っぽい雰囲気。

明治時代の道を歩けます、そう、間違って歩いた「つたの細道」
道の駅で間違って入ってしまった「つたの細道」ですが、山々の中を通り抜けると、ここまで来れるみたいです。距離はとっても長い&途中は道なき道を行くので、ちゃんとした格好で歩かないとダメです。

平安時代から1590年に豊臣秀吉が旧東海道を開くまでの約700年間にわたり、官道として利用されていたという、とんでもない歴史がある道です。
Uターンし、明治トンネルを通り、宇津ノ谷集落へ向かいます。さぁ帰ろう。

まとめ
昔ながらの町並みの「宇津ノ谷集落」と、産業遺産の「明治トンネル」を探検してきました。本ブログ初のジャンルである産業遺産を見たくてセレクトしましたが、ラピュタのあの雰囲気がとても好きでハマりそうです。静岡の他の産業遺産も見てみたくなりました。自分も旅人になった気分で、昔ながらの風情を楽しむことができます。
こんな方におすすめ
・昔ながらの美しい町並みの中を散策したい方。その当時にタイムスリップできます。
・ラピュタのあの雰囲気が好きな方。植物に飲み込まれそうな遺産は雰囲気が最高。