ちびまる子ちゃんに出てくる清水次郎長に会いに行く|生き方がぶっ飛んでる任侠兄ちゃん

清水次郎長生家

マンガ、ちびまる子ちゃんに出てくる「清水次郎長」に会いに行きました。

まる子とおじいちゃんが、よく真似をするのが清水次郎長です。清水市民のアニキ的な存在として記載されていますが、どんな人物で、何をしたのか、なぜ清水市民から慕われてるのか、マンガを読んでいた小学校の頃からずっと不思議に思っていました。しかも"ちょい悪"な描き方が更に謎を深めています。あれから何十年(?)。大人になった今、あの時の疑問を解き明かしてみます。

清水をつくったオトコの桁違いの半生をみよ

場所は、清水マリンパーク近くの商店街

清水港に面する清水マリンパークから、少し歩いたところに今回の目的地があります。専用の駐車場があるらしいのですが、場所がわかりませんでした。一度生家の近くに停めて、店員さんに場所を聞こうとも思ったのですが、前の道が片側一車線の細い道で、車を停めることもできず。清水マリンパークまで行って、そこに停めてから歩いて向かいました。ちょっとだけ歩きました。

清水次郎長生家 清水次郎長生家

商店街の一角に、次郎長が江戸時代から明治時代に過ごした町屋を復元した、黒いモダンな建物が見えてきます。築200年くらいのはずですが、建物は思ったより綺麗。

清水次郎長生家

当時の建物を忠実に復元、リアルな雰囲気がイイ

この建物ですが、清水次郎長(1820~1893年)の生家で、当時のまま保存されています。次郎長の写真や資料、使っていた道具なども展示されており、次郎長の生き方を知ることができます。建物がキレイな理由は、平成29年7月にリニューアルオープンしたためだそうです。耐震補強をしつつ、瓦などはできる限り再利用し同時の建物を再現するとは、職人さんgood job!!

清水次郎長生家

町屋なので縦に長いです。入り口から店の間、茶の間、座敷、中庭、台所の順かな。2Fは立ち入り禁止でした。

清水次郎長生家

この日は35℃を超える真夏日だったので、建物内で売っている富士山サイダーなるものを買って、中庭を見ながら飲みました。暑い。富士山のサイダーの味?普通のサイダーです。

清水次郎長生家 清水次郎長生家

次郎長の生き方が、ぶっ飛んでる件

この次郎長という男がどんな人物で、何を成し遂げたのか。今回の旅の目的はここです。その解が、この壁に掛けられている年表にありそうです。で、これが、あの、すごい、ぶっ飛んでる。面白い。スーパーヤンキー。

清水次郎長生家

腕白・粗暴を直すため、由比倉沢の親類に預けられる(8才)

生まれた頃からやんちゃ坊主、悪ガキでスタート。

店の金、百両を持って家出。浜松で米相場を張って大儲け(14才)

百両って。江戸時代の相場は変動制なので、確実に計算はできないが、ざっくり一両8万として、800万!勝手に親の金使ってビットコインで大儲けみたいな感じでしょうか?バクチな感じでやったんだろうなぁ。

心機一転、家業に精を出し、店は繁栄をきわめる(14才)

おお、いいじゃん。 ここから次郎長の歴史が始まるわけですな。

養母、散財して駆け落ち。

ここで、かあちゃん駆け落ち。心機一転したのに。no way man…

旅の僧が人相を見て25歳の命と宣託。人生観が一変し、任侠を志す。賭博場への出入り始め、安東の文吉親分に助けられる(19才)賭博のもつれで人を斬る。(22才)

任侠を志したのに、賭博いっちゃいましたか。そうですか。人斬っちゃっいましたか。

清水次郎長生家

津向一家と和田島一家の対決を一人で仲裁し、任侠として一躍有名になる(24才)「清水湊に次郎長あり」の名声が日々高まる(38才)

一家の対決って何でしょうね?何がともあれ名声が広がり、イイ感じ。地元で有名な腕っぷしのいい頼れるアニキって感じでしょうね。

仙之助の親分の猿屋勘助を斬る。捕吏に終われ旅に出る。裏切者への制裁をしつつ、捕吏に終われ、大政、石松をつれて逃避行(39才)都田一家9名を、追分の酒亭駕籠屋で奇襲。石松の仇を討つ

どこから突っ込めばいいのか。また人を斬ったのか。で追われれて逃げるが、キッチリ制裁もする。リアル渡世人じゃないかい。ここまで読んで気付きました。清水市民に貢献する記載がない、、、。

由比、望嶽亭は官軍総司令官西郷隆盛と江戸城無血開城の会談のため、駿府へ向かう途中、官軍に終われていた幕臣山岡鉄舟を匿い、次郎長に託す。次郎長は西郷が宿泊していた松崎屋まで無事送り届ける。

幕末あたりから、流れが変わってきました。西郷隆盛と歴史的に繋がるとは驚きです。日本の夜明けに関わっていたのね。

街道警備を命ぜられる。積年の罪状を免ぜられ帯刀を許される
幕府の崩壊後、徳川慶喜を頼って駿府に移住してきた幕臣たちに仕事や住居を救護する

なるほど。任侠を志した成果がここにつながるのですね。清水の湊、駿河、遠州、三河の三国の街道の警備(今の警察署長)に任命され、地域の治安維持に努めました。喧嘩一つやったことのないお坊ちゃんより、修羅場をかいくぐって生き延びたアニキの方がよっぽど頼れる。

そこからの地域貢献がこちら。

清水次郎長生家

清水の発展のためにお茶の販路の拡大を考え、清水港に蒸気船が入港できるよう整備に奔走し、横浜港との定期船も開く。英語塾を開き、国際化に貢献する。久能山(現在の鉄舟寺)や、臨済寺などの改修に努力する。富士裾野の開拓もする、東京から医師を要請し医院を開設、地域医療に取り組む。東海道線の工事を請け負い完成させ、交通システムを整備するなどなど。もともと人脈とリーダシップ、そしてカリスマ性があったのだろうから、ポジションにハマってからは凄い成果です。なるほど、これなら、「清水をつくった男」と言えますね。

「精神満腹」の精神とは

町屋の畳みの上にちょこっと載っていたモノ。この言葉は彼の生き様をよく表現していると思います。

「人として事を成すためにおのれの精神が大切である。金銭欲、名誉欲などの欲を満たすのではなく、高き志を持ち、心(精神)が満たされて豊かに生きる」

清水次郎長生家

また、別に掲示されていた繁栄の秘訣にも、いい言葉が。

「お前たちが清水の繁栄を望むなら、自他ともに利益を得るように心がけねばならない。それには我三分、彼七分の利をとるということが大切だ。他から来る人は旅費を使ってくるのだから、七分、三分でも結局は五分、五分の利益となる。何人でも親切第一が繁栄の秘訣である(一部抜粋)」

観光客向けの料理やサービスって高いんですよね。これから更に交通システムも発展し、SNSで情報が筒抜けになるほど、そういう五分、五分を狙うところは淘汰されていくのでしょうね。国内のマイナーな観光スポットをメインに見て回っていますが、こんなところに?というマイナーなところにも中国やアジアの方々が観光に来ています(どうやって知ったんだ?)。国内だけでなく、世界の観光スポットと戦わなければいけないのだから、最後に生き残る観光スポットは、「我三分の精神」がある所だけでしょうね。沼津港周辺の観光スポットの高価格帯は早急に直した方がいいと思うよ。

清水次郎長生家へのアクセス

・名称  :清水次郎長生家(しみずじろちょうせいか)
・住所  :〒424-0945 静岡県静岡市清水区美濃輪町4-16
・電話番号:054-353-5000
・営業時間:(平日)10:00~16:00、(土日祝)10:00~17:00
・休業日 :火曜日(祝日の場合その翌日)・年末年始
・入館料 :無料
・駐車場 :有り(清水マリンパークに停めて、歩くのもあり)
・HP    :https://hellonavi.jp/detail/page/detail/2274
・アクセス:車:清水ICから約10分、
バス:JR清水駅(3番乗り場)→しずてつジャストライン三保山手線で8分、バス停:港橋下車、徒歩5分

まとめ

小学校の頃に疑問に思った、マンガちびまる子ちゃんに出てくる「清水の次郎長」って何者?その疑問から、清水次郎長の生家に行ってきました。今まで沢山の偉人の博物館や生家を見てきましたが、ここまで生き方がぶっ飛んでる兄ちゃんは今まで見たことがないです。めちゃくちゃ暴れん坊で、リアル渡世人でしたが、そのリーダシップ性、カリスマ性、任侠の気持ち、桁違いの行動力で、周囲の人を巻き込み、清水の発展に十二分に貢献したことはしっかり理解できました。西郷隆盛と歴史的につながっているのはおもしろかった。幕末の混乱の時代、何が正しいのか価値感すら混沌としたその時代に、自分の信念の貫き清水の発展に貢献した男。「清水の次郎長」、カッコいいね。

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