源兵衛川を散歩してきました。
静岡県三島市は街中に多くの小川が流れており、その小川沿いにウォーキングコースが整備されています。コースは複数あり、自分の体力にあった距離、順路を選ぶことができます。
今回は、「せせらぎの街」三島を一番感じることができる「街中がせせらぎ」コースを選んでみました。ただの散歩道と侮るなかれ。源兵衛川の散策はまるでドラクエの世界!そこには、街中であることを忘れそうな壮大な風景が待っていました。それでは早速、歩いてみましょう。
Contents
珍しいウォーキングコース、小川の中を散歩できる
所要時間と距離
どのコースを通るかで変わりますが、今回の「街中がせせらぎコース」の所要時間は約1時間。距離は、約5kmです。三島駅から源兵衛川沿いを散策して、水の苑緑地でUターンするコースです。
「街中がせせらぎ」ウォーキングコースコース
①三島駅
三島駅南口からスタートです。

駅出てすぐに、湧き水と水の流れをイメージしたモニュメントがあります。この湧き水を活かした三島のまちづくりは「優秀観光地づくり賞金賞総務大臣賞」「都市景観大賞美しいまちなみ大賞」などを受賞しています。

②源兵衛川
楽寿園の南口出口をでてすぐにあるのが源兵衛川です。この「いずみはし」から川沿いの散策が始まります。源兵衛川は、富士山からの湧水が湧き出る楽寿園内の小浜池を水源とするかんがい用水路で約1500メートルもの長さを誇ります。室町時代後期に水田開発のため、寺尾源兵衛が開削にあたったことから、その名がついたそうです。

ここがとても珍しい!散歩道が川沿いではなく、川の中に続いています。川の中には、飛び石が配置され、湧水を肌で感じながら「せせらぎ散歩」を楽しむことが出来ます。

完全にゲームの世界です。ドラクエで見ました。この風景。街中には看板が各地に設置されています。源兵衛川の水量は都市化とともに激減し、川の汚染も進んでしまいましたが、1990年から冷却水を流すことで環境が改善され、また、市民による河川清掃などの活動を通して親水空間が復活したそうです。

所々、しっかりと固定されていない足場もあり、気を抜いて歩いているとドキッとします。一眼レフカメラを落とさないように。駅徒歩5分にある川ですが、街中なのにホタルが見れます。日本で1、2を争う早さで発生するようになったそうです。
③蓮馨寺
源兵衛川を下る途中で、出くわすのがこの蓮馨寺(れんけいじ)です。境内には、太子堂や松尾芭蕉の墓があります。太子堂はなぜか定規を持っていました。お寺の裏にある蓮沼池が、蓮の花の香りのするという意味で蓮馨寺と名づけられたようです。


④時の鐘
次に見てくるのが、江戸時代に三島の宿場に時を告げていた「時の鐘」です。時の鐘の下は、市民の憩いの場になっていました。毎年大晦日には除夜祭が行われます。
大晦日は一般の方でも鐘を鳴らすことができます。

⑤三石神社
時の鐘のすぐ近くに建っているのが、商売繁盛のパワースポット「三石神社」です。
この三石神社の横をすり抜けて、水辺の散歩道へ戻ります。橋の下をくぐり、高架下をくぐりながら進みます。 もう冒険みたいです。


日差しが遮られているので、夏は涼しいと思います。
⑥水の苑緑地
水の苑緑地は、源兵衛川の中流にあります。ここも敷地面積が結構広いです。

バードウォッチングしている人が何人かおられました。すごい望遠レンズ付けてました。カワセミがいるそうです。5~6月頃にはホタルも見られます。
⑦三島梅花藻の里
水の苑緑地をUターンして三島駅方面に戻ります。せっかくなので、三島梅花藻の里に寄ります。楽寿園の小浜池で発見されて、梅の形に似ていることから「三島梅花藻」と名付けられたそうです。 水車が動いていなかったのが残念。


⑧うなぎ
三島駅近くはうなぎ屋さんが多いです。ウォーキングでつかれたら、ぜひうなぎをご堪能あれ。

まだまだあります。おすめめ三島のウォーキングコース
今回散策したコース以外にも様々なコースがあります。三島市観光協会が作成しているホームページに掲載されていますので、一度チェックしみてください。
みしまっぷ おすすめコース | 街中がせせらぎ『みしまっぷ』
まとめ
今回は「せせらぎの街」三島を一番感じることができる「街中がせせらぎ」コースを散策してみました。市街地とは思えない、まるでゲームの世界のような風景の中、心地よくウォーキングすることができました。よくある川沿いではなく、川の中を歩く道が一番気に入りました。是非、みなさんもお気に入り場所を見つけてみてください。

三島の観光スポットまとめ
三島の観光スポットは他にも沢山あります。こちらの記事にまとめて記載してありますので、旅先の参考にお使いください。
