【世界遺産】明治日本の産業革命の遺産、伊豆の韮山反射炉に行ってきた(前半)

韮山反射炉

世界文化遺産に登録された韮山反射炉に行ってきました。

伊豆半島は海あり、山あり、温泉ありと豊かな自然が見どころの一つですが、自然以外にも見どころは沢山あります。伊豆半島北部に位置する伊豆の国市(韮山)には、日本の産業革命がここから始まったともいえる、歴史的な遺産があります。しかも、なんと世界文化遺産!ずっと行こうと思っていたのですが、ようやく行けたので、今回は世界文化遺産に登録された韮山反射炉をご紹介します。

近代日本の礎はここから始まった、世界が認めた産業革命の遺産

場所は、伊豆半島北部に位置する韮山

韮山反射炉は伊豆半島の北側、三島市のちょい南側です。車で来られる方が大半だと思いますが、駐車場は広く、案内の方も親切で助かります。

韮山反射炉

まずはガイダンスセンターへ

韮山反射炉(煙突みたいな遺産)を見るには、まずは韮山反射炉ガイダンスセンターから入ります。建物の内部は超キレイ。入り口すぐに、ユネスコのマークが誇らしげに飾られています。世界文化遺産に登録されたのは2015年7月ですね。

韮山反射炉 韮山反射炉

世界文化遺産は、この韮山反射炉だけでなく、国内8エリア、23の資産から構成されています(有名な場所では通称軍艦島の端島炭鉱や、八幡製鐵所など)。幕末から明治時代までに急速な発展をとげた炭鉱、鉄鋼業、造船業に関する遺産をセットで「明治遺産の産業革命遺産」として登録されました。あー軍艦島行きたいなぁ。

韮山反射炉

ちなみに、この反射炉を作った江川英龍の住宅「江川邸」がすぐ近くにあります。そこの入館料との共通券も購入できます(共通券は大人で700円と、300円安くなります)。江川邸は、ここから車で10分もかからない近場にあるので、セットで見て回ることをおすすめします。NHK大河ドラマ『西郷どん』の撮影現場でもあります。

反射炉の技術史をしっかり学ぶべし

施設の中に入り早速お勉強を開始です。そもそも反射炉とは鉄の精錬に使われる溶解炉のことです。製鉄技術の一つですね。そこで、基礎となる製鉄の技術史から勉強スタート。

韮山反射炉

そもそも反射炉が必要になった歴史的背景ですが、幕末時代、異国船が相次いで来航するわ、中国でアヘン戦争が起きて中国が植民地化されるわで、日本大ピンチ。列強諸国に対抗するための軍事力の強化をしないと日本も植民地になっちまうぜ、と幕府も焦りまくり。で、海防体制の強化のためには鉄製大砲を生産しなければいけないのだけれど、それを作るには従来の製鉄方法ではダメで、反射炉ってのが必要だべや。ってことで反射炉作ろうぜ。てなりました。

韮山反射炉

で、登場するのが、この反射炉の生みの親、江川英龍。名前からして凄い。伊豆・駿河・相模あたりにある幕府直轄地の支配を担当する行政官(=韮山代官)をしていた方。この人凄い人で、飢餓に苦しむ農民は救うし、日本で初めてパンを焼くし、フジテレビ近くのお台場を作っちゃうしで、キリがないんだけど、防衛のために、蘭学者を通じて諸外国の事情を把握し、技術書一冊から見たいこともない反射炉を自分で作り始めちゃいました。

韮山反射炉

これが反射炉の図面。これが結構緻密。鎖国中だったから自分達の技術力は低いわけで、見よう見まねで創るとは半端ない。大迫はんぱないって。江川はんぱないって。

韮山反射炉

で、この反射炉で大砲づくりをはじめます。試射の担当はしたくないなぁ。

韮山反射炉 韮山反射炉

カノン砲の漢字の当て字が加農砲。ちょっと面白い。大砲を打つと当然反作用で後ろにものすごい力がかかります。それを受け止めるのが砲弾の下の部分の、台場。で、外国から来る船への防衛として、砲弾を海岸に設置するために、東京湾に作られた島のような場所が台場。そこに「お」をつけて、お台場。

韮山反射炉

あ、ちなみに説明はパネルだけではありません。迫力ある巨大な映像展示もあります。開館ぴったりの9:00に行ったのですが、9:15から映像が流れました。あさイチなので空いていて最高!韮山反射炉が必要になった歴史的背景や経緯は分かった。日本の近代化に果たした役割も、まぁOK。それでは、外に出て実物を見に行きましょう!と、写真の枚数が多くなったので、続きは(後半)でご紹介します。

交通アクセス

・韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)
・〒410-2113 静岡県伊豆の国市中260-1
・開館時間:4月〜9月 9:00〜17:00 / 10月〜3月 9:00〜16:30
・休館日:毎月第3水曜日(祝日の場合はその翌日)
・入館料:個人一般500円、小・中学生50円
・伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅から無料シャトルバスで10分、または徒歩20分

上に記載した住所に向かっていただければ、韮山反射炉ガイダンスセンターに到着します。まずはそこに向かってください。

まとめ

世界文化遺産に登録された韮山反射炉に行ってきました。予備知識ゼロで行きましたが、ガイダンスセンターの説明がとても分かりやすく、何が歴史的な遺産とまで言われるほどすごいのか分かってきました。(後半)では、日本の産業革命の原点である、反射炉を見てきます。後半にお付き合いください。

続きはこちらです↓↓

【世界遺産】明治日本の産業革命の遺産、伊豆の韮山反射炉に行ってきた(後半)

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